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35歳からのエンジニアWay

AWSの認定資格があるらしいので詳しく調べてみた。

AWSの勉強をしようと少し調べていた際に見つけたのですが、AWSの公式認定資格があるようですね。

aws.amazon.com

資格を取ること自体の意義はさておき、いくつかサイトを調べてみた所、実践力が問われる試験内容のようです。

ということで、少し興味が湧いたので調べてみました。

資格の概要

資格試験は全部で5つ用意されています。

  • AWS認定ソリューションアーキテクト アソシエイトレベル
  • AWS認定デベロッパー アソシエイトレベル
  • AWS認定SysOpsアドミニストレータ アソシエイトレベル
  • AWS認定ソリューションアーキテクト プロフェッショナルレベル
  • AWS認定DevOpsエンジニア プロフェッショナルレベル

https://d0.awsstatic.com/training-and-certification/certification-roadmaps/aws-certification-path.png

図からも分かる通り難易度は2つに別れています。プロフェッショナルを受けるためには、先にアソシエイトレベルに合格する必要があります。

分野は大きく3つに別れていて、名前から察するに

  • ソリューションアーキテクト = 構築(サービス内容や構築の知識)
  • デベロッパー = 開発(AWSAPIや、AWS上でのアプリケーション開発の知識)
  • SysOps = 運用(AWS上でのオペレーションや、チューニングの知識)

という感じでしょうか。また図を見ても分かる通り、デベロッパー+SysOpsでDevOpsということですね。

ソリューションアーキテクトがAWSのサービス知識を問われる、最もベーシックな内容っぽいので勉強するならここからが良さそうです。

試験自体は合格するとLinkdinのプロフィールやEメールにAWSの認定ロゴを入れたり、Linkedin AWS認定コミュニティーのメンバーになれるようです。

ただし有効期限は2年間なので、資格を維持するには再認定を受けるか、上位資格を取る必要があるとの事です。

AWS認定試験の費用

アソシエイトレベル、プロフェッショナルレベルで金額が変わります。また、有料ですが本試験の他に、模擬試験も用意されています。

難易度 試験受験料(税込み)
アソシエイトレベル 16,200円
プロフェッショナルレベル 32,400円
難易度 模擬試験受験料(税込み)
アソシエイトレベル 2,160円
プロフェッショナルレベル 4,320円

仮に5つの試験全てに一発で合格したとして、必要な費用の合計は113,400円(税込み)ですね。結構な額です。

AWS認定試験の受験会場

試験の申し込みを進めると会場が選択肢で確認する事ができます。2016年12月現在では下記の15会場が用意されているようです。

AWS認定試験の日程

試験日程は特に決まりはないようです。試験会場と一緒で申し込みをする途中で確認できますが、各会場ともバラバラで確認しづらいです。

頻度は月に1度ほどなので決して多いとはいえませんが、資格試験の中では多い方でしょうか。試験日も平日が結構多いので、試験を受けに行くだけでも一苦労ありそうです。

AWS認定試験の勉強方法

今のところ対策本はあるものの過去問が出版されていたりということはないので、地道に知識をつけて模擬試験で練習するしかなさそうです。合格者のブログを参考に、勉強に活用できそうなものをザッと挙げると以下の感じでした。

  • 参考書籍を読みながら実践
  • AWSホワイトペーパーを読む
  • AWSクラウドサービス活用資料集を読む
  • AWSの有料トレーニングを受ける
  • セルフスペースラボ
  • AWS WEB問題集

参考書籍を読みながら実績

合格者のサイトを見ていると、とにかく実践して手を動かすのが大事と言ってる人がほとんどです。それだけ実践的な内容ということでしょうか。ということで、参考になりそうな書籍を探してみました。

合格対策 AWS認定ソリューションアーキテクト - アソシエイト

合格対策 AWS認定ソリューションアーキテクト - アソシエイト

今のところ出版されている認定試験に関する本はこれだけのようですね。コメントをみる限りかなり入門的な内容みたいですが、著者の方は後ほど紹介する有料トレーニングの講師を勤める方のようなので、内容としては確かなのではないでしょうか。

出版されたのも2016年8月なので、現時点ではかなり新しい情報が載っているはずです。また、この本は目次を見る限りサービス全般について1つずつ紹介している様だったので、始めの1冊に良さそうかなと思います。

ということで、とりあえず買ってみました。(まだ、読んではないですが)

AWSは移り変わりが激しいので、買うならなるべく最近出版されたものの方が良いだろうと思います。さらに試験を受ける事も考えれば、なるべく各サービスを一つずつ紹介している様な本が良いでしょう。

ということで他にも参考になりそうな本を探してみました。

Amazon Web Servicesではじめる新米プログラマのためのクラウド超入門

Amazon Web Servicesではじめる新米プログラマのためのクラウド超入門

2016年6月に出版されているので比較的新しく、入門的な内容としてザッとサービスを紹介してくれているようです。

私自身はEC2、VPC、S3、Route53、S3辺りは使った事があったり、ざっと目次を見る限りそもそもWebに関する基礎知識も解説している様なので、前半半分は読んでも微妙かなという内容な感じでした。ただ、後半は使ったことがないサービスも含まれていたり、いまいち理解しきれていないIAMや、Dockerに関しても書かれているようなので、結構良さそうです。

Amazon Web Services企業導入ガイドブック -企業担当者が知っておくべきAWSサービスの全貌から、セキュリティ概要、システム設計、導入プロセス、運用まで-

Amazon Web Services企業導入ガイドブック -企業担当者が知っておくべきAWSサービスの全貌から、セキュリティ概要、システム設計、導入プロセス、運用まで-

2015年3月発売なので少し古いですが、目次を見る限り比較的多くのサービスについて1つずつ解説してる本のようです。近くの図書館にあるので一度見に行って見ようと思ってます。

ホワイトペーパを読む

ホワイトペーパー | AWS

ホワイトペーパーとは自社サービスの優位性を示すために、導入事例やベストプラクティス、他社サービスとの比較などをまとめた資料全般の事です。

サービスの概要を簡潔にまとめた資料を中心に、PDF/kindleで利用できるファイルがダウンロードできます。一部は日本語版も用意されていますが、基本的には英語しかないようです。

AWSクラウドサービス活用資料集を読む

aws.amazon.com

俗にBlackBeltと呼ばれているものみたいですね。活用資料と言うくらいなので、特にユースケースの紹介が多いんでしょうか。基本はオンラインでのセミナーで、その場で質問する事が可能なようです。

過去のセミナー分の資料はSlideshareとPDF、一部動画で見ることができます。

AWSの有料トレーニングを受ける

コースの説明 - AWS トレーニング | AWS

お金はかかってしまいますが、AWS認定トレーニングパートナーによるワークショップが用意されています。内容は半日〜3日間ほどで、ハンズオン中心にAWSの使い方を学ぶ内容となっているようです。コースの数もかなりあります。会社から補助が出るなら良さそうですね。

コース名 受講料(税込み) 期間
AWS Technical Essentials 1 $648 1日間
AWS Technical Essentials 2 $648 1日間
Architecting on AWS $1944 3日間
Advanced Architecting on AWS $1944 3日間
AWS 認定試験準備ワークショップ ソリューションアーキテクト – アソシエイト $262 4時間
Developing on AWS $1944 3日間
DevOps Engineering on AWS $1944 3日間
Systems Operations on AWS $1944 3日間
AWS Security Fundamentals - E-learning 無料 4時間
AWS Security Fundamentals - Classroom $648 1日間
Security Operations on AWS $1944 3日間
Big Data Technology Fundamentals 無料 3時間
Big Data on AWS $1944 3日間
Data Warehousing on AWS $1944 3日間

セルフスペースラボ

aws.amazon.com

オンラインで手順に沿って、AWSを使った実践練習ができるサービスです。基本的には有料ですが一部無料のセミナーもあります。最も実践的に手を動かして学べそうな感じですね。

セルフスペースラボはQUICKLABがサービスを提供しているようです。

qwiklabs.com

受講にはクレジットが必要で、$8/8クレジットから購入することが出来きます。コースは1クレジットで受ける事ができるものもあれば、数十クレジットが必要なコースもあるようです。

Lab Catalog | Qwiklabs

AWS WEB問題集

AWS WEB問題集で学習しよう – 赤本ではなく黒本の問題集から学習する方向け

個人運営の様ですが、AWSに関するオリジナルの問題を掲載しているサイトです。2016年12月現在、問題数も650問を越えているのでかなりの量が用意されています。

試験を受けるならかなり役に立ちそうです。

まとめ

AWS認定資格について調べてみましたが、合格するために勉強すればしっかり実践的な知識も身につきそうな感じですね。

試験を受けるかはともかく、とりあえず買った本を読み進めてボチボチ実践勉強をしていこうかと思います。