Re:boot!

35歳からのエンジニアWay

35歳からのエンジニアWay

「ITエンジニア35歳定年説」をリアルに乗り越えるべく、35歳にして再びエンジニア職に就いたインフラ屋さんです。

今までのキャリアとしては4社+αを経験して、エンジニア→マネージメント→無職子育てといった感じです。

学生時代

WEB業界に興味を持ったのは学生時代でした。一応理系だったのですが、プログラミングはC言語を授業でちょっとやった程度です。

当時はWebサイト構築や開発に関する情報も余りなくて、色々手を動かしながらHTML, CSS, Perl, Java, Flash辺りを独学で勉強してました。

ちょっとしたHTML, CSSが書ければアルバイトでお金が稼げる時代だったので、Web系の受託開発をしているベンチャーで企業サイトのマークアップとかCGI開発、Javaiモードアプリを作ったり、サーバ運用を教えてもらったりしてました。

1社目

大手プロバイダに就職。入社の理由は単純で「ネットワークは勉強するのにお金がかかるから」です。

後は純粋にもっと下のレイヤーも学びたかったというのも大きいですね。主に企業向けのサーバ/ネットワークのインテグレーション、WANの導入やサポート業務に携わってました。

データセンタでの物理作業もこの頃は良くやっていたので、いわゆるオンプレ環境や物理作業を色々学んだ時代です。

ちょうどDSLが普及しきった頃だったので、常時接続が辺り前の時代でしたが、まだ一般にファイバはあまり出回ってない頃でした。

でも、バックボーンネットワークは既にファイバがメインだったので、当時にしては超高速なネットワーク環境に身を置いてました。

jpドメインのルートサーバを見たり、億近い値段のルータを見れたり、ISPならではの色々なものを見れたのは思い出深いです。

2社目

当時としてはかなりユーザー数の多いBtoCサービスを手がけるWeb系ベンチャーに、インフラエンジニアとして転職しました。

自作サーバが流行っていた頃で、オフィス内においたマシンでサービスを運用して、ハードウェアも含めた最適化を色々経験できました。まだソーシャルゲーム全盛期に入る直前くらいで、ちょうど「SIerからWeb業界へ憧れて転職」みたいな波が来る前でしたね。

この時期にWeb業界に入れたのはラッキーだったと思います。また、私のキャリアの中でも最も価値がある転職だったとも思います。結果的には良かったと思ってますが、この時、イケイケになる前の某G社に書類で落とされてたりします。

3社目

BtoBtoCの会社にプログラマとして入社しました。ちょうどC社の活躍もあり「今Ruby on Railsがアツい!」「当然AWS使うっしょ!」みたいな頃でした。エンジニアも少なく知名度も皆無な会社だったので、ガリガリRails on AWSで開発をしてました。

1年半ほど経った頃に役員になり、完全にエンジニア業を離れてマネージメント+αの仕事がメインとなりました。知名度のない会社という事で特にエンジニア採用に割いている時間が多かったですね。よほどイケてる感のあるベンチャー以外はエンジニア採用はどこも苦戦している部分でしょう。

元々ゼネラリスト志向なので、エンジニアを離れるという選択肢に対してさほど抵抗はありませんでした。ちょうどこの会社に入った時30歳でしたが、別に「ずっと手を動かすか、それともマネージメントか」みたいな事を特に意識していたわけでもないです。

色々な経験も出来たし、企業のビジネス的な側面や数字にも興味を持てる様になったのは大きいと思います。

しかし、マネージメント自体は決して上手く出来たとは思わないです。そもそも、数年経験した程度でそんな思い通りに出来るものでもないと思いますが、キャリアという意味では失敗したかなと感じる部分は多いです。

また、結論としては「やっぱりエンジニアとして働く方が性に合ってる」という感じでした。

子育て

息子の誕生に合わせて会社を離れ、1年ほど完全に子育てしてました。オンラインプログラミング学習の講師として夜中仕事をしていたので、完全に無職というわけではないですがアルバイトレベルですね。

後、前々からSEOの勉強をしてみたかったので、アフィリエイトサイトを自分で作りったりしてました。結果、アフィリエイトがキッカケで知り合った方と意気投合して、しばらく一緒にサイトを作ったりしてました。

4社目

35歳にして改めてインフラエンジニアとしてジョイン。BtoC,BtoB両方行なっている企業ですね。すでにスタートアップ期は終わり、技術的にもそこそこモダンな感じです。技術的負債を払拭するコストをかけられる様になってきたくらいの感じで、よりイケてるシステムを目指して日々頑張りましょうといった所です。